行と列の挿入、削除
紹介
新規ワークシートを作成したり、既存のワークシートで作業したりする際に、データの追加のために行や列を追加する必要があるかもしれません。逆に、ワークシート内の特定の位置から行または列を削除する必要があるかもしれません。これらの要件を満たすために、Aspose.Cellsは、以下で説明する非常にシンプルなクラスとメソッドを提供しています。
行と列の管理
Aspose.Cellsは、Microsoft Excelファイルを表す Workbook クラスを提供します。 Workbook クラスには、Excelファイル内の各ワークシートにアクセス可能な Worksheets コレクションが含まれています。ワークシートは Worksheet クラスで表されます。 Worksheet クラスは、すべてのセルを表す Cells コレクションを提供します。
Cells コレクションは、ワークシート内の行と列を管理するための複数のメソッドを提供します。その一部を以下で解説します。
任意の場所に行を挿入するには、 Cells コレクションの InsertRow メソッドを呼び出します。 InsertRow は挿入する行のインデックスを引数とします。
複数の行の挿入
複数行を挿入するには、 Cells コレクションの InsertRows メソッドを使用します。 InsertRows は2つのパラメータを取ります。
複数の行の削除
複数行を削除するには、 Cells コレクションの DeleteRows メソッドを呼び出します。 DeleteRows は2つのパラメータを取ります。
- 行インデックス、削除される行のインデックス。
- 行数、削除する必要がある行の合計数。
列の挿入
開発者は、任意の場所に列を挿入するために、 Cells コレクションの InsertColumn メソッドを呼び出すこともできます。 InsertColumn は挿入する列のインデックスを引数とします。
任意の場所に列を削除するには、 Cells コレクションの DeleteColumn メソッドを呼び出します。 DeleteColumn は削除する列のインデックスを引数とします。