外部リンクデータソースファイルの絶対パスを変更する

可能な使用シナリオ

外部リンクデータソースファイルの絶対パスを変更したい場合は、Workbook.AbsolutePathプロパティを使用してください。このプロパティは最初はExcelファイルをロードした場所のパスに設定されます。しかし、空の文字列に設定するか、あるいはローカルフォルダのパスやリモートネットワークのパスに設定することができます。このプロパティを変更すると、外部リンクデータソースファイルのパスも変更されます。

外部リンクデータソースファイルの絶対パスを変更する

次のサンプルコードは、外部リンクを含むサンプルExcelファイルをロードします。最初に外部リンクデータソースを表示し、リモートパスを表示します。その後、リモートパスを削除し、再度表示します。このとき、外部リンクデータソースはローカルパスで表示されます。その後、Workbook.AbsolutePathプロパティをローカルおよびリモートパスに変更し、再び外部リンクデータソースを表示します。その変更がコンソール出力に反映されています。

サンプルコード

コンソール出力

以下は、与えられたサンプルExcelファイルを使用して上記のサンプルコードを実行した後のコンソール出力またはデバッグ出力です。

 External Link Data Source: http:\\ws874dmErit\WebFiles\Files\300\ExternalAccounts.xlsx

External Link Data Source After Removing Remote Path: D:\Downloads\ExternalAccounts.xlsx

External Link Data Source After Changing Workbook.AbsolutePath to Local Path: C:\Files\Extra\ExternalAccounts.xlsx

External Link Data Source After Changing Workbook.AbsolutePath to Remote Path: http://www.aspose.com/WebFiles/ExcelFiles/ExternalAccounts.xlsx