Docker で Aspose.Cells for Java を実行する方法
マイクロサービスとコンテナ化を組み合わせることで、開発スタックにどのような技術があっても、Dockerを使用してAspose.Cellsの機能を簡単に統合することができます。 Dockerを使用すると、.NET、C++、またはJavaなどの技術に関係なく、アプリケーションにAspose.Cellsの機能を簡単に統合できます。
マイクロサービスを対象としている場合、またはスタックの主要な技術が .NET、C++、Java ではなくても、Aspose.Cells の機能が必要な場合、または既にスタックで Docker を使用している場合は、Dockerコンテナで Aspose.Cells for Java を利用することに興味を持つかもしれません。
前提条件
- システムに Docker をインストールする必要があります。
Javaアプリケーションの作成
この例では、簡単な xlsx ファイルを作成し、保存し、読み込む Java アプリケーションを作成します。そのアプリケーションは Docker でビルドして実行できます。
Javaアプリケーションの作成
Eclipse を使用して次のコードで Java アプリケーションを作成します。この例では、Aspose.Cells for Java を使用して新しい xlsx ワークシートを作成し、そのシート名とセル値を設定し、その後それらを読み取り出力します。
Javaアプリケーションをjarパッケージにする
次の図は、Eclipse の「エクスポート」メニューを使用して jar パッケージを作成する方法を示しています。
Aspose.Cells for Java を使用して Java プログラムを書いたので、jar パッケージを取得しました。次に、dockerfile を作成します。
Dockerfileの設定
次に、Dockerfileを作成および構成します。
- Dockerfile を作成し、jar パッケージと隣接する位置に配置します。このファイル名は拡張子なしで維持します(デフォルトのまま)。
- Dockerfile で次を指定します:
FROM williamyeh/java8:latest
VOLUME /tmp
ADD TestDocker.jar app.jar
ENTRYPOINT ["java","-Djava.security.egd=file:/dev/./urandom","-jar","/app.jar"]
Dockerでアプリケーションのビルドと実行
今、アプリケーションは Docker でビルドおよび実行できます。お気に入りのコマンドプロンプトを開き、Dockerfile があるフォルダに移動し、次のコマンドを実行します:
docker build -t java-app .
上記のコマンドを実行すると、XLSX ワークシートの出力とコマンドラインの結果が得られます。この時点で、Java プログラムは Linux Docker で正常に実行されました。