DrawObjectEventHandler クラスを使用して PDF にレンダリングする際の DrawObject および Bound を取得
可能な使用シナリオ
Aspose.Cellsは、DrawObjectEventHandler抽象クラスを提供しており、Draw()メソッドがあります。ユーザーはDrawObjectEventHandlerを実装し、ExcelをPDFや画像にレンダリングする際にDraw()メソッドを利用してDrawObjectとバウンドを取得できます。以下に、Draw()メソッドのパラメータの簡単な説明を示します。
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drawObject: DrawObjectは初期化され、レンダリング時に返されます
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x: DrawObject の左端
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y: DrawObject の上端
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width: DrawObject の幅
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height: DrawObject の高さ
ExcelファイルをPDFにレンダリングする場合は、DrawObjectEventHandlerクラスとPdfSaveOptions.DrawObjectEventHandlerと組み合わせて使用できます。同様に、Excelファイルをイメージにレンダリングする場合は、DrawObjectEventHandlerクラスとImageOrPrintOptions.DrawObjectEventHandlerと組み合わせて使用できます。
DrawObjectEventHandler クラスを使用して PDF にレンダリングする際の DrawObject と Bound を取得
以下のサンプルコードをご覧ください。サンプルExcelファイルをロードし、出力PDFとして保存します。PDFにレンダリングする際に、PdfSaveOptions.DrawObjectEventHandlerプロパティを使用し、既存のセルやオブジェクト(画像など)のDrawObjectとバウンドをキャプチャします。もしDrawObjectタイプがセルであれば、そのバウンドとStringValueを出力します。そしてもしDrawObjectタイプが画像であれば、そのバウンドとシェイプ名を出力します。下記のサンプルコードのコンソール出力を参照してください。
サンプルコード
コンソール出力
[X]: 153.6035 [Y]: 82.94118 [Width]: 103.2035 [Height]: 14.47059 [Cell Value]: This is sample text.
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[X]: 267.6917 [Y]: 153.4853 [Width]: 160.4491 [Height]: 128.0647 [Shape Name]: Sun
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