Aspose.Cells 8.1.0 におけるパブリックAPIの変更
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このドキュメントでは、Aspose.Cellsのバージョン8.0.2から8.1.0へのAPIの変更について、モジュール/アプリケーション開発者に関心がある可能性のあるものを説明しています。新しいおよび更新されたパブリックメソッドだけでなく、Aspose.Cellsの裏側の挙動の変更の説明も含まれています。
HtmlSaveOptions.ExportHiddenWorksheetプロパティの追加
HtmlSaveOptionsクラスにはExportHiddenWorksheetプロパティが公開されており、非表示のワークシートがHTML形式にエクスポートされるかどうかを指定するために使用できます。デフォルト値はtrueです。falseに設定すると、Aspose.Cellsは非表示のワークシートの内容をエクスポートしません。
非表示ワークシートのエクスポートを防止するの詳細な記事をご確認ください
Cell.StringValueWithoutFormatプロパティの追加
CellValueWithoutFormatプロパティがCellクラスに追加され、開発者が書式を適用せずにセルの値を取得することを容易にするために追加されました。
以下に示すコードスニペットでは、スプレッドシートをゼロから作成し、1つのセルに数値形式を適用することで、Cell.StringValueWithoutFormat プロパティの使用方法を示しています。
C#
//Create an instance of Workbook
Workbook book = new Workbook();
//Access first worksheet
Worksheet sheet = book.Worksheets[0];
//Access A1 cell
Cell cell = sheet.Cells["A1"];
//Put a value cell and convert it to number
cell.PutValue("123456", true);
//Create a new Style object and add it to Workbook's Style Collection
Style style = book.Styles[book.Styles.Add()];
//Set Number format for Style object
style.Number = 3;
//Set the style of A1 cell
cell.SetStyle(style, new StyleFlag() { NumberFormat = true });
//Get formatted string value
string formatted = cell.DisplayStringValue;
Console.WriteLine(formatted);
//Get un-formatted string value
string unformatted = cell.StringValueWithoutFormat;
Console.WriteLine(unformatted);
上記のコードの出力は以下の通りです
123,456
123456
廃止されたBytes、Characters、CharactersWithSpaces、Lines、Paragraphsプロパティ
BuiltInDocumentPropertyCollectionクラスの多くのプロパティがバージョン Aspose.Cells for .NET 8.1.0 から非推奨となりました。これらのプロパティにはBytes、Characters、CharactersWithSpaces、Lines、Paragraphsが含まれています。これらのプロパティはExcelスプレッドシートの保存において利用されないためです。元々これらのプロパティはWord文書やPowerPointプレゼンテーション向けに記述されていました。