Aspose.Cells 8.7.2 での公開 API 変更
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このドキュメントでは、Aspose.Cells API のバージョン 8.7.1 から 8.7.2 への変更について、モジュール/アプリケーション開発者に興味を持つ可能性がある内容が記載されています。新しいおよび更新された公開メソッド、追加および削除されたクラスなどだけでなく、Aspose.Cells の背後での挙動に変更があった場合についても説明しています。
APIの追加
デフォルト計算エンジンの拡張
Aspose.Cells API には強力な計算エンジンがあり、ほとんどすべての Microsoft Excel 関数を計算できます。さらに、Aspose.Cells API では、デフォルトの計算エンジンを拡張して、任意のアプリケーションのカスタム計算要件に適合させることができます。
以下は、Aspose.Cells for .NET 8.7.2のリリースとともに追加されたAPIです。
- AbstractCalculationEngine クラス
- CalculationData クラス
- CalculationOptions.CustomEngine プロパティ
上記の API は、より柔軟性を持ってすべての関数(Excel のネイティブ関数を含む)にカスタム計算エンジンを実装できるようにします。
この機能の詳細については、デフォルトの計算エンジンを拡張するためのカスタム計算エンジンの実装の詳細記事をご覧ください
以下はシンプルな使用シナリオです。
C#
public class MyEngine : AbstractCalculationEngine
{
public override void Calculate(CalculationData data)
{
string funcName = data.FunctionName.ToUpper();
if ("MYFUNC".Equals(funcName))
{
//do calculation for MYFUNC here
int count = data.ParamCount;
object res = null;
for (int i = 0; i < count; i++)
{
object pv = data.GetParamValue(i);
if (pv is ReferredArea)
{
ReferredArea ra = (ReferredArea)pv;
pv = ra.GetValue(0, 0);
}
//process the parameter here
//res = ...;
}
data.CalculatedValue = res;
}
}
}
TextBoxCollection用のオーバーロードされたインデクサを追加しました
Aspose.Cells for .NET 8.7.2では、TextBoxCollectionクラスにおいて名前を使用してTextBoxのインスタンスにアクセスするためのオーバーロードされたインデクサーが公開されました。
この機能の詳細については、名前を使用してTextBoxにアクセスの詳細記事をご覧ください
シンプルな使用シナリオは次のようになります。
C#
//Create an instance of Workbook
Workbook workbook = new Workbook();
//Access the first Worksheet from the collection
Worksheet sheet = workbook.Worksheets[0];
//Add a TextBox to the collection
int idx = sheet.TextBoxes.Add(10, 10, 10, 10);
//Access the TextBox using its index
TextBox box = sheet.TextBoxes[idx];
//Set the name for the TextBox
box.Name = "MyTextBox";
//Access the same TextBox via its name
box = sheet.TextBoxes["MyTextBox"];
GridWeb用のOnAfterColumnFilterイベントを追加しました
Aspose.Cells.GridWeb for .NET 8.7.2では、GridWeb UIを介したフィルタリングメカニズムに対するコールバックとしてOnAfterColumnFilterイベントが公開されました。イベント名が示すように、このイベントは列のフィルタリングが適用された後にトリガされ、フィルタリング情報(適用された列インデックスや選択されたフィルタ値など)を取得するために使用できます。
シンプルな使用シナリオは次のようになります。
C#
protected void GridWeb1_AfterColumnFilter(object sender, Aspose.Cells.GridWeb.RowColumnEventArgs e)
{
string msg = "Column index: " + (e.Num) + ", Filtered Value:" + e.Argument;
}
Do not forget to register the event to GridWeb control <acw:gridweb OnAfterColumnFilter=“GridWeb1_AfterColumnFilter”/>