PostScript での図形の操作 | .NET

PSドキュメントに図形を追加する

PSに四角形を追加する

Aspose.Page for .NETライブラリを使用して PsDocumentに四角形を追加するには、次の手順に従います。

1. 出力されたPSファイル用の出力ストリームを作成します。
2. デフォルトのオプションで PsSaveOptionsオブジェクトを作成します。
3. 既に作成済みの出力ストリームと保存オプションを使用して、1ページのPsDocumentを作成します。
4. 四角形から四角形System.Drawing.Drawing2D.GraphicsPathを作成します。
5. PsDocumentの現在のグラフィックス状態にペイントを設定します。
6. 四角形のパスを塗りつぶします。
7. ページを閉じます。
8. ドキュメントを保存します。

四角形の輪郭線を描く場合、最初の4つの手順と最後の2つの手順は同じですが、5と6の手順は以下のようになります。

5. ストロークをPsDocumentの現在のグラフィック状態に設定します。

6. 四角形のパスをストローク（アウトライン）します。

//Create an output stream for PostScript document
using (Stream outPsStream = new FileStream(dataDir + "AddRectangle_outPS.ps", FileMode.Create))
{
    //Create save options with A4 size
    PsSaveOptions options = new PsSaveOptions();

    // Create new 1-paged PS Document
    PsDocument document = new PsDocument(outPsStream, options, false);

    //Create graphics path from the first rectangle
    GraphicsPath path = new GraphicsPath();
    path.AddRectangle(new RectangleF(250, 100, 150, 100));
    //Set paint
    document.SetPaint(new SolidBrush(Color.Orange));
    //Fill the rectangle
    document.Fill(path);

    //Create graphics path from the second rectangle
    path = new GraphicsPath();
    path.AddRectangle(new RectangleF(250, 300, 150, 100));
    //Set stroke
    document.SetStroke(new Pen(new SolidBrush(Color.Red), 3));
    //Stroke (outline) the rectangle
    document.Draw(path);

    //Close current page
    document.ClosePage();

    //Save the document
    document.Save();
}

Linux、macOS、その他のWindows以外のオペレーティングシステムでは、 Aspose.Page.Drawing NuGetパッケージをご利用いただけます。このパッケージは、System.Drawingシステムライブラリではなく、Aspose.Drawingバックエンドを使用します。

そのため、System.Drawing名前空間ではなく、Aspose.Page.Drawing名前空間をインポートしてください。上記および以下のコードスニペットでは、System.Drawing.Rectangleの代わりにAspose.Page.Drawing.Rectangleが、System.Drawing.Drawing2D.GraphicsPathの代わりにAspose.Page.Drawing.Drawing2D.GraphicsPathが使用されます。GitHubのコード例には、必要な置換がすべて含まれています。

Java の PS ドキュメント内のシェイプの操作を参照してください。

このコードを実行した結果は次のように表示されます。

PS に楕円を追加

PsDocument に楕円を追加するには、以下の 8 つの手順が必要です。

1. 出力先の PS ファイルの出力ストリームを作成します。
2. デフォルトのオプションで PsSaveOptions オブジェクトを作成します。
3. 既に作成済みの出力ストリームと保存オプションを使用して、1 ページの PsDocument を作成します。
4. 四角形から楕円の System.Drawing.Drawing2D.GraphicsPath を作成します。
5. PsDocument の現在のグラフィックス状態をペイントに設定します。
6. 楕円のパスを塗りつぶします。
7. ページを閉じます。
8. ドキュメントを保存します。

楕円の輪郭線を描く場合、最初の4つの手順と最後の2つの手順は同じですが、5と6の手順は以下のようになります。

5. ストロークをPsDocumentの現在のグラフィック状態に設定します。

6. 楕円のパスを輪郭線で描きます。

//Create an output stream for PostScript document
using (Stream outPsStream = new FileStream(dataDir + "AddEllipse_outPS.ps", FileMode.Create))
{
    //Create save options with A4 size
    PsSaveOptions options = new PsSaveOptions();

    // Create new 1-paged PS Document
    PsDocument document = new PsDocument(outPsStream, options, false);

    //Create graphics path from the first ellipse
    GraphicsPath path = new GraphicsPath();
    path.AddEllipse(new RectangleF(250, 100, 150, 100));
    //Set paint
    document.SetPaint(new SolidBrush(Color.Orange));
    //Fill the ellipse
    document.Fill(path);

    //Create graphics path from the second ellipse
    path = new SystemGraphicsPath();
    path.AddEllipse(new RectangleF(250, 300, 150, 100));
    //Set stroke
    document.SetStroke(new Pen(new SolidBrush(Color.Red), 3));
    //Stroke (outline) the ellipse
    document.Draw(path);

    //Close current page
    document.ClosePage();

    //Save the document
    document.Save();
}

このコードを実行した結果は次のように表示されます。

ご覧のとおり、System.Drawing.Drawing2D.GraphicsPath に配置できる図形（閉じているものも閉じていないものも）は、 PsDocument で塗りつぶしたり描画したりできます。 切り取りも可能ですが、これについては別の記事で説明します。

サンプルとデータ ファイルは GitHub からダウンロードできます。