PowerPointにおけるデジタル署名
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デジタル証明書は、特定の組織または個人によって作成されたものとしてマークされたパスワード保護されたPowerPointプレゼンテーションを作成するために使用されます。デジタル証明書は、認可された組織、すなわち証明書機関に連絡することで取得できます。システムにデジタル証明書をインストールした後、ファイル -> 情報 -> プレゼンテーションの保護経由でプレゼンテーションにデジタル署名を追加するために使用できます:
プレゼンテーションは、複数のデジタル署名を含むことができます。デジタル署名がプレゼンテーションに追加されると、PowerPointに特別なメッセージが表示されます:
プレゼンテーションに署名するか、プレゼンテーションの署名の真正性を確認するために、Aspose.Slides APIは IDigitalSignatureインターフェイス、 IDigitalSignatureCollectionインターフェイス、および IPresentation.DigitalSignaturesプロパティを提供します。現在、デジタル署名はPPTX形式のみサポートされています。
PFX証明書からデジタル署名を追加する
以下のコードサンプルは、PFX証明書からデジタル署名を追加する方法を示しています:
- PFXファイルを開き、DigitalSignatureオブジェクトにPFXパスワードを渡します。
- 作成した署名をプレゼンテーションオブジェクトに追加します。
using (Presentation pres = new Presentation())
{
// PFXファイルとPFXパスワードを使ってDigitalSignatureオブジェクトを作成
DigitalSignature signature = new DigitalSignature("testsignature1.pfx", @"testpass1");
// 新しいデジタル署名にコメントを追加
signature.Comments = "Aspose.Slidesデジタル署名テスト。";
// プレゼンテーションにデジタル署名を追加
pres.DigitalSignatures.Add(signature);
// プレゼンテーションを保存
pres.Save("SomePresentationSigned.pptx", SaveFormat.Pptx);
}
プレゼンテーションがデジタル署名されたかどうか、また修正されていないかを確認することができます:
// プレゼンテーションを開く
using (Presentation pres = new Presentation("SomePresentationSigned.pptx"))
{
if (pres.DigitalSignatures.Count > 0)
{
bool allSignaturesAreValid = true;
Console.WriteLine("プレゼンテーションに署名された署名: ");
// すべてのデジタル署名が有効か確認
foreach (DigitalSignature signature in pres.DigitalSignatures)
{
Console.WriteLine(signature.Certificate.SubjectName.Name + ", "
+ signature.SignTime.ToString("yyyy-MM-dd HH:mm") + " -- " + (signature.IsValid ? "有効" : "無効"));
allSignaturesAreValid &= signature.IsValid;
}
if (allSignaturesAreValid)
Console.WriteLine("プレゼンテーションは正真正銘であり、すべての署名が有効です。");
else
Console.WriteLine("プレゼンテーションは署名以降に修正されました。");
}
}