Reporting Services SharePoint 構成
RS サーバーに SharePoint がインストールされ、構成が完了し、Reporting Services Configuration Manager を通じて RS がセットアップされたので、Central Admin 内の構成に進むことができます。RS 2008 R2 はこのプロセスを本当に簡素化しました。作業を行うためには3ステップのプロセスが必要でしたが、今では1ステップだけです。
Central Administrator Web サイトに移動し、General Application Settings に入ります。画面の下部に Reporting Services が表示されます。
図 17: SharePoint 構成
Web サービス URL
Reporting Services Configuration Manager で見つけた Report Server の URL を提供します。
認証モード
認証モードも選択します。以下の MSDN リンクではこれらの詳細が説明されています。 SharePoint 統合モードの Reporting Services のセキュリティ概要
要するに、サイトが Claims Authentication を使用している場合、ここで選択するものにかかわらず、常に Trusted Authentication を使用します。Windows 認証を渡したい場合は、Windows Authentication を選択してください。Trusted Authentication では、SPUser トークンを渡し、Windows 認証には依存しません。
Classic Mode サイトを NTLM 用に構成し、RS が NTLM 用に設定されている場合も、Trusted Authentication を使用することをお勧めします。Windows Authentication を使用し、それをデータソースに渡すには Kerberos が必要です。
図 18: Reporting Services Integration 認証情報の設定
機能の有効化
これにより、すべてのサイトコレクションで Reporting Services を有効化するオプションが得られます。また、どのサイトで有効化するかを選択することもできます。これは、どのサイトが Reporting Services を使用できるかを示します。 完了すると、次の図が表示されるはずです。
図 19: SharePoint 環境との Reporting Services の統合に成功
図 14 で示された Report Server URL に戻ると、次の図に似たものが表示されるはずです。
図 20: SharePoint 環境との Reporting Services の検証に成功
これで、SharePoint 2010 で Reporting Services を使用する準備が整いました。前のバージョンと同様に、「サイトコレクション機能」で Reporting Services Integration を構成すると有効化される機能があります。また、インストールにより、サイトに追加するための 3 つのコンテンツタイプが追加されました。図 21 では、ドキュメントライブラリに追加された 2 つのコンテンツタイプを使用してカスタムレポートを作成する様子が示されています。
図 21: Report Builder
「 Report Builder 」は、サーバーにダウンロードする必要がある ActiveX です。図 22 に示されています。
図 22: Report Builder のダウンロードとインストール
ダウンロードが完了したら、“Report Builder” を実行します。これで、最初のレポートを設計する準備が整いました。図 23 に示されています。
図 23: Report Builder 新しいレポート作成ウィザード
レポートを作成したら、SharePoint 2010 のレポートを置くために作成したドキュメントライブラリに保存できます。
もう1つのコンテンツタイプは、データソースとして共有接続を作成し、SharePoint のドキュメントライブラリに保存するために使用されます。ドキュメントライブラリを作成し、このコンテンツタイプを追加すると、レポートのデータソースを変更するための接続を利用可能にすることができます。
図 24: Report Server へのレポートの成功したエクスポート