一般的なリソースプロパティの読み書き
Microsoft Projectでは、各リソースは一意に識別され、プロジェクト内での利用可能性を決定する一連の一般プロパティによって定義されます。これらの属性にはリソースの name、 識別子(ID/UID)、および 利用可能期間(Start と Finish の日付)。 Aspose.Tasks for .NETを使用すると、開発者はこれらの一般プロパティをMicrosoft Projectファイル(MPP/XML)から直接読み取りおよび変更できます。これによりMicrosoft Projectに依存せずにリソース管理をプログラムで制御でき、カスタムレポート作成、データ同期、プロジェクト自動化ツールなどに役立ちます。
一般的なリソースプロパティ
この Resource クラスは、いくつかの重要なプロパティを提供します:
- Name – リソースの名前を取得または設定します(
string
)。 - Id – リソースのIDを取得または設定します(
int
)。 - Uid – リソースのUnique IDを取得または設定します(
int
)。 - Start – リソースのStartを取得または設定します(
DateTime
)。 - Finish – リソースのFinishを取得または設定します(
DateTime
)。
これらのプロパティは、各リソースがプロジェクト計画内で適切に識別およびスケジュールされることを保証します。
一般的なリソースプロパティの操作
Microsoft Projectでリソースの一般プロパティを手動で表示するには:
- 「 表示 」メニューで「 その他のビュー」を選択し、次に「 リソースシート」を選択します。
- 「 挿入 」メニューで「 列」を選択します。
- 次のような列を追加します: Start、 Finish、 ID、および Unique ID。
これにより、プロジェクトのリソースの主要属性を確認できるようになります。
Aspose.Tasksを使用した一般的なリソースプロパティの設定
次のコード例は、一般的なリソースプロパティをプログラムで設定する方法を示します。このスニペットは、リソースに次のプロパティを割り当てることで作成または更新します: Name、 Id、 Uid、 Start、および Finish プロパティ。このような自動化により、リソースの初期化や複数のプロジェクトファイル間での同期が効率化されます。
1// Add resources
2Resource resource = project.Resources.Add("Rsc");
3
4// Set resource properties, Resource properties are represented by static class Rsc
5resource.Set(Rsc.StandardRate, 15);
6resource.Set(Rsc.OvertimeRate, 20);
よくある質問
Q: 次の2つの違いは何ですか: Id
と Uid
?
Id
はプロジェクトファイル内で表示される識別子であり、Uid
は操作やバージョンを通じて一貫するグローバルに一意な識別子です。
Q: リソースの開始日と終了日をカスタム設定できますか?
- はい。
Start
Start とFinish
Finish のプロパティに値を割り当てることで、リソースの利用可能期間を制御できます。
Q: リソースプロパティの読み取りと書き込みをサポートする形式はどれですか?
- Aspose.Tasksは MPP および XML のMicrosoft Projectファイル形式の両方をサポートします。
Q: リソースプロパティを一括更新できますか?
- はい。リソースコレクションを反復処理して複数のリソースのプロパティをプログラムで更新できます。
結論
一般的なリソースプロパティの管理は、プロジェクト計画におけるリソースの整理とスケジューリングの基本です。 Aspose.Tasks for .NETを使用すると、開発者はMicrosoft Projectファイルからリソースの識別子、名前、利用可能日を直接読み取り、更新し、制御できます。これにより、Microsoft Project自体を必要とせずに、自動化、統合、およびカスタムプロジェクト管理ソリューションの柔軟性が得られます。