ワークシートデータのソート
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ソートは、データ処理時にほとんどの場合使用する重要な日常的なタスクです。このトピックでは、シンプルな例を使って、ワークシートでデータをソートする方法について説明します。
ワークシートデータのソート
Aspose.Cells.GridDesktop の API を使用してワークシート内のデータをソートするには、以下の手順に従ってください:
- まず、CellRange のグローバルオブジェクトを作成し、クラスのスコープ内でいつでもアクセスできるようにします
- GridDesktop の SelectedCellRangeChanged イベントのイベントハンドラを作成します。SelectedCellRangeChanged イベントは、ユーザーによって選択されたセルの範囲が変更されるたびにトリガーされます。たとえば、ユーザーがデータを含むセルを選択した場合、その選択範囲が変更されるたびにこのイベントがトリガーされます。
- イベントハンドラは CellRange オブジェクトを提供し、このオブジェクトはユーザーによって選択されたセルの更新された範囲を提供します。したがって、このイベントハンドラ内で、この更新されたセル範囲をグローバル CellRange オブジェクトに割り当てます。これにより、コードの他の部分でもそれを使用できるようになります。セル範囲を失わないようにするために、イベントハンドラコードを条件の中に記述します
- これでワークシートデータをソートするコードを記述できます。まず、所望のワークシートにアクセスします
- データをソートするセルの範囲を保持する SortRange オブジェクトを作成します。SortRange のコンストラクタでは、ワークシート、開始行と列のインデックス、ソートする行数と列数、ソートの方向(上から下へまたは左から右へなど)などを指定できます。
- ここで、SortRange オブジェクトの Sort メソッドを呼び出してデータをソートします。Sort メソッドでは、ソートする列または行のインデックス、ソートの順序(昇順 または 降順 など)を指定できます
- 最後に、GridDesktop の Invalidate メソッドを呼び出してセルを再描画します。
以下の例では、列内のデータをソートする方法について示しています。
CellRange のグローバルオブジェクトと GridDesktop の SelectedCellRangeChanged イベントを作成します。以下のコードを記述します。
さて、昇順ソートメソッドを記述します。昇順ソートのボタンを作成し、そのClickイベント内に以下のコードを記述します。
最後に、降順ソート機能を実現するためのコードを記述します。降順ソートボタンを作成し、そのClickイベント内に以下のコードを記述します。