Excel XP以降の高度な保護設定
紹介
これらの保護設定により、ユーザーは次の操作を制限または許可できます:
- 行または列の削除。
- 内容、オブジェクト、またはシナリオの編集。
- セル、行、または列の書式設定。
- 行、列、またはハイパーリンクの挿入。
- ロックされたセルまたはロックされていないセルの選択。
- ピボットテーブルなどの使用。
Aspose.Cells for Python via .NETは、Excel XP以降のすべての高度な保護設定をサポートしています。
Excel XPおよびそれ以降のバージョンを使用した高度な保護設定
Excel XPで利用可能な保護設定を表示するには:
- ツールメニューから、保護の後にシートを保護を選択します。ダイアログが表示されます。
Excel 2016で利用可能な保護設定を表示するには
- ファイルメニューから、ワークブックを保護, その後現在のシートを保護を選択します。
- レビューメニューでシートを保護を選択します。
上記の手順に従うと、ワークシートの機能を許可または制限したり、ワークシートにパスワードを適用したりするダイアログが表示されます。
Aspose.Cells for Python via .NETを使用した高度な保護設定
Aspose.Cells for Python via .NETは、すべての高度な保護設定をサポートしています。
Aspose.Cells for Python via .NET は、Microsoft Excelファイルを表すクラス Workbook を提供します。Workbook クラスは、Excelファイル内の各ワークシートにアクセスできる worksheets コレクションを含みます。ワークシートは Worksheet クラスで表されます。
Worksheetクラスは、これらの高度な保護設定を適用するために使用されるprotectionプロパティを提供します。Protectionプロパティは実際にはProtectionクラスのオブジェクトであり、無効化または有効化するための複数のブール値プロパティをカプセル化しています。
以下は小さなサンプルアプリケーションです。それはExcelファイルを開いて、Excel XPおよびそれ以降のバージョンでサポートされる高度な保護設定のほとんどを使用します。
セルロックの問題
セルの編集を制限したい場合は、保護設定を適用する前にセルをロックする必要があります。そうでない場合、ワークシートが保護されていてもセルが編集できます。Microsoft Excel XPでは、次のダイアログでセルをロックできます:
Excel XPでセルをロックするダイアログ |
---|
![]() |
Aspose.Cells for Python via .NET APIを使えばセルをロックすることも可能です。各セルは Style 形式を持ち、その中にブーリアンの属性 is_locked があります。セルをロックまたはアンロックするには is_locked 属性をtrueまたはfalseに設定します。