日付と時間の管理方法

Excelでの日付と時間の格納方法

日付と時間はセルに数値として格納されます。したがって、日付と時間を含むセルの値は数値型です。日付と時間を指定する数値は、日付(整数部)と時間(小数部)のコンポーネントで構成されます。Cell.DoubleValueプロパティは、この数値を返します。

Aspose.Cellsでの日付と時間の表示方法

数値を日付と時間として表示するために、セルにStyle.NumberプロパティまたはStyle.Customプロパティを使用して必要な日付と時間形式を適用します。CellValue.DateTimeValueプロパティは、セルに含まれる数値で表される日付と時間を示すDateTimeオブジェクトを返します。

Aspose.Cellsでの2つの日付システムの切り替え方法

MS-Excelは、日付をシリアル値と呼ばれる数値として格納します。シリアル値は、日付システムの最初の日から経過した日数を示す整数です。Excelは、シリアル値のために以下の日付システムをサポートしています。

  1. 1900年の日付システム。最初の日付は1900年1月1日で、そのシリアル値は1です。最後の日付は9999年12月31日で、そのシリアル値は2,958,465です。この日付システムはワークブックのデフォルトで使用されます。
  2. 1904年の日付システム。最初の日付は1904年1月1日で、そのシリアル値は0です。最後の日付は9999年12月31日で、そのシリアル値は2,957,003です。ワークブックでこの日付システムを使用するには、Workbook.Settings.Date1904プロパティをtrueに設定します。

この例は、異なる日付システムで同じ日付に格納されたシリアル値が異なることを示しています。 出力結果:

A1 is Numeric Value: 45253
use The 1904 date system====================
A2 is Numeric Value: 43791

Aspose.Cellsでの日時値の設定方法

この例では、セルA1とA2に日時値を設定し、A1のカスタム形式とA2の数値形式を設定し、値のタイプを出力します。

出力結果:

A1 is Numeric Value: True
Cell A1 contains a DateTime value.
A2 is Numeric Value: True
Cell A2 contains a DateTime value.

Aspose.Cellsでの日時値の取得方法

この例では、セルA1とA2に日時値を設定し、A1のカスタム形式とA2の数値形式を設定し、2つのセルの値のタイプをチェックし、日時値とフォーマットされた文字列を出力します。

出力結果:

A1 is Numeric Value: True
Cell A1 contains a DateTime value.
A1 DateTime Value: 11/23/2023 5:59:09 PM
A1 DateTime String Value: 11-23-23 17:59:09
A2 is Numeric Value: True
Cell A2 contains a DateTime value.
A2 DateTime Value: 11/23/2023 5:59:09 PM
A2 DateTime String Value: 11/23/2023 17:59