範囲の管理
紹介
Excelでは、マウスボックス選択で複数のセルを選択することができ、選択されたセルのセットを「範囲」と呼びます。
たとえば、Excelのセル"A1"で左クリックしてからセル"C4"にドラッグすることができます。選択した長方形領域は、Aspose.Cells for Python via .NETを使用して簡単にオブジェクトとして作成することもできます。
範囲を作成し、値を設定し、スタイルを設定し、“範囲"オブジェクトにさらなる操作を行う方法
Aspose.Cells for Python Excelライブラリを使用した範囲の管理
Aspose.Cells for Python via .NETは、Microsoft Excelファイルを表すWorkbookクラスを提供します。Workbookクラスには、Excelファイル内の各ワークシートにアクセスできるworksheetsコレクションが含まれています。ワークシートはWorksheetクラスで表されます。WorksheetクラスはCellsコレクションを提供します。
範囲の作成方法
A1:C4にまたがる長方形領域を作成する場合は、次のコードを使用できます。
セルの範囲に値を入力する方法
A1:C4に広がる一連のセルがあるとします。この行列は4 * 3 = 12のセルを含みます。個々の範囲セルは順次配置されています。
次の例は、範囲のセルに値を入力する方法を示しています。
セルの範囲のスタイルを設定する方法
次の例は、セルの範囲のスタイルを設定する方法を示しています。
範囲のCurrentRegionの取得方法
CurrentRegionは、現在の範囲を表すRangeオブジェクトを返すプロパティです。
現在の領域は、空白の行と列の組み合わせによって囲まれた範囲です。読み取り専用です。
Excelでは、以下の方法でCurrentRegionエリアを取得できます:
- マウスのボックスでエリア(範囲1)を選択します。
- “ホーム - 編集 - 検索と選択 - 特殊に移動 - CurrentRegion"をクリックするか、“Ctrl+Shift+*“を使用します。するとExcelが自動的にエリア(範囲2)を選択してくれます。これで、範囲2は範囲1のCurrentRegionになります。
Aspose.Cells for Python via .NETでは、“Range.current_region"プロパティを使用して同じ機能を実行できます。
以下のテストファイルをダウンロードし、Excelで開き、マウスのボックスを使用して"A1:D7"のエリアを選択し、次に"Ctrl+Shift+*“をクリックすると、“A1:C3"のエリアが選択されます。
次に、以下の例を実行して、Aspose.Cells for Python via .NETでの動作を確認してください。