チャートの外観を設定する
グラフの外観設定
「チャートの作成方法」では、Aspose.Cells for Python via .NETが提供するチャートタイプの概要と、それらを作成・カスタマイズしてワークシートを強化する方法について説明しました。この記事では、これらのプロパティを設定してチャートの外観をカスタマイズする方法について詳述します。
- チャートエリアの設定。
- チャートラインの設定。
- テーマの適用。
- チャートと軸のタイトルの設定。
- グリッド線の操作。
チャートエリアの設定
チャートにはさまざまな種類があり、Aspose.Cells for Python via .NETは各種の外観を変更する柔軟性を提供します。開発者は、前景色、背景色、塗りつぶし形式などを変更することで、それぞれのエリアの書式設定を適用できます。
以下の例では、チャートの異なる種類のエリアに異なる書式設定を適用しました。
- プロットエリア
- チャートエリア
- SeriesCollectionエリア
- SeriesCollection内の単一のポイントのエリア
以下のコードスニペットは、チャートエリアを設定する方法を示しています。
チャートラインの設定
開発者はまた、SeriesCollectionの線やデータマーカーに異なるスタイルを適用することも可能です。以下のコードスニペットは、Aspose.Cells for Python via .NET APIを使用してチャートの線を設定する方法を示しています。
Microsoft Excel 2007/2010のテーマをチャートに適用
開発者は、SeriesCollectionや他のチャートオブジェクトにMicrosoft Excelのテーマや色を適用できます。以下の例に示す通りです。
チャートや軸のタイトルの設定
Microsoft Excelを使って、チャートや軸のタイトルをWYSIWYG環境で設定できます。Aspose.Cells for Python via .NETでは、開発者が実行時にチャートや軸のタイトルを設定することも可能です。すべてのチャートと軸は Chart.title プロパティを持ち、それを使用してタイトルを設定できます。例を次に示します。
次のコードスニペットは、チャートや軸にタイトルを設定する方法を示しています。
主な目盛りの操作
主な目盛りの外観をカスタマイズできます。目盛りを非表示にしたり表示したり、その色やその他の設定を定義できます。以下では、目盛りを非表示にする方法と色を変更する方法を説明します。
メジャーグリッドラインの非表示
開発者は、Line オブジェクトの is_visible プロパティを true または false に設定して、主要なグリッド線の表示/非表示を制御できます。
次のコードスニペットは、メジャーグリッド線を非表示にする方法を示しています。メジャーグリッド線を非表示にした後、ワークシートに列のチャートが追加され、グリッド線がありません。
メジャーグリッドラインの設定変更
開発者は、メジャーグリッド線の可視性だけでなく、色などの他のプロパティも制御できます。
次のコードスニペットは、メジャーグリッド線の色を変更する方法を示しています。メジャーグリッド線の色を設定した後、ワークシートに変更されたグリッド線を持つ列チャートが追加されます。