共有式数式の設定
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ワークシートに計算を行う関数を追加したい場合に、この方法をAspose.Cells for Python via .NETを使って実現する方法を説明します。
Aspose.Cells for Python via .NET を使った共有式の設定
次のサンプルワークシートのようなデータで満たされたワークシートがあるとします。
1 列またはデータを持つ入力ファイル |
---|
![]() |
B2に関数を追加して、最初のデータ行の売上税を計算したい場合。税率は**9%です。売上税を計算する式は:"=A2*0.09"**です。この方法をAspose.Cells for Python via .NETを使って適用する方法を説明します。
Aspose.Cells for Python via .NETでは、Cell.formulaプロパティを使用して式を指定できます。他のセル(B3、B4、B5など)に式を追加する2つの方法があります。
最初のセルに対して行った方法と同様に、各セルに式を設定し、セル参照を適宜更新します(A30.09、A40.09、A5*0.09など)。これには各行のセル参照を更新する必要があります。また、Aspose.Cells for Python via .NETは各式を個別に解析する必要があり、特に大規模なスプレッドシートや複雑な式の場合、時間がかかることがあります。ループを使えばある程度短縮できますが、コードが増えます。
もう1つの方法は、共有式を使用することです。共有式を使用すると、式は各行のセル参照に自動的に更新されるため、税金が正しく計算されます。Cell.set_shared_formula メソッドは、最初の方法よりも効率的です。
次の例では、その使用方法を示しています。