新しいプレゼンテーションを作成する
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VSTOは、開発者がMicrosoft Office内で実行できるアプリケーションを構築できるように開発されました。VSTOはCOMベースですが、.NETアプリケーションで使用できるように.NETオブジェクト内にラップされています。VSTOは.NETフレームワークのサポートとMicrosoft Office CLRベースのランタイムが必要です。Microsoft Officeアドインを作成するために使用できますが、サーバーサイドコンポーネントとして使用することはほとんど不可能です。また、深刻な展開の問題もあります。
Aspose.Slides for .NETは、VSTOと同様にMicrosoft PowerPointプレゼンテーションを操作するために使用できるコンポーネントですが、いくつかの利点があります:
- Aspose.Slidesはマネージコードのみを含み、Microsoft Officeランタイムをインストールする必要がありません。
- クライアントサイドコンポーネントとして、またはサーバーサイドコンポーネントとして使用できます。
- Aspose.Slidesは単一のDLLに含まれているため、展開が簡単です。
プレゼンテーションの作成
以下は、同じ目的を達成するためにVSTOとAspose.Slides for .NETがどのように使用されるかを示す2つのコード例です。最初の例はVSTO; 2番目の例はAspose.Slidesを使用しています。
VSTOの例
VSTOの出力
//注意: PowerPointは上で定義された名前空間です
//using PowerPoint = Microsoft.Office.Interop.PowerPoint;
//プレゼンテーションを作成
PowerPoint.Presentation pres = Globals.ThisAddIn.Application
.Presentations.Add(Microsoft.Office.Core.MsoTriState.msoFalse);
//タイトルスライドレイアウトを取得
PowerPoint.CustomLayout layout = pres.SlideMaster.
CustomLayouts[PowerPoint.PpSlideLayout.ppLayoutTitle];
//タイトルスライドを追加する。
PowerPoint.Slide slide = pres.Slides.AddSlide(1, layout);
//タイトルテキストを設定
slide.Shapes.Title.TextFrame.TextRange.Text = "スライドタイトルヘッディング";
//サブタイトルテキストを設定
slide.Shapes[2].TextFrame.TextRange.Text = "スライドタイトルサブヘッディング";
//出力をディスクに書き込む
pres.SaveAs("c:\\outVSTO.ppt",
PowerPoint.PpSaveAsFileType.ppSaveAsPresentation,
Microsoft.Office.Core.MsoTriState.msoFalse);
Aspose.Slides for .NETの例
Aspose.Slidesからの出力
//プレゼンテーションを作成
Presentation pres = new Presentation();
//タイトルスライドを追加
ISlide slide = pres.Slides.AddEmptySlide(pres.LayoutSlides[0]);
//タイトルテキストを設定
((IAutoShape)slide.Shapes[0]).TextFrame.Text = "スライドタイトルヘッディング";
//サブタイトルテキストを設定
((IAutoShape)slide.Shapes[1]).TextFrame.Text = "スライドタイトルサブヘッディング";
//出力をディスクに書き込む
pres.Save("c:\\data\\outAsposeSlides.pptx", SaveFormat.Ppt);