Python でプレゼンテーション情報を取得し更新する
Aspose.Slides for Python via .NET を使用すると、プレゼンテーションを調査してプロパティを確認し、その動作を理解できます。
プレゼンテーション形式の確認
プレゼンテーションを操作する前に、現在の形式(PPT、PPTX、ODP など)を確認したい場合があります。
プレゼンテーションを読み込まずに形式を確認できます。以下の Python コードをご参照ください:
import aspose.slides as slides
info1 = slides.PresentationFactory.instance.get_presentation_info("pres.pptx")
print(info1.load_format, info1.load_format == slides.LoadFormat.PPTX)
info2 = slides.PresentationFactory.instance.get_presentation_info("pres.odp")
print(info2.load_format, info2.load_format == slides.LoadFormat.ODP)
info3 = slides.PresentationFactory.instance.get_presentation_info("pres.ppt")
print(info3.load_format, info3.load_format == slides.LoadFormat.PPT)
プレゼンテーションプロパティの取得
この Python コードは、プレゼンテーションのプロパティ(プレゼンテーションに関する情報)を取得する方法を示しています:
import aspose.slides as slides
info = slides.PresentationFactory.instance.get_presentation_info("pres.pptx")
props = info.read_document_properties()
print(props.created_time)
print(props.subject)
print(props.title)
DocumentProperties クラスの properties を確認したくなることがあります。
プレゼンテーションプロパティの更新
Aspose.Slides は、PresentationInfo.update_document_properties メソッドを提供しており、プレゼンテーションのプロパティを変更できます。
以下のような PowerPoint プレゼンテーションのドキュメントプロパティがあるとします。

このコード例は、いくつかのプレゼンテーションプロパティを編集する方法を示しています:
file_name = "sample.pptx"
info = PresentationFactory.instance.get_presentation_info(file_name)
properties = info.read_document_properties()
properties.title = "My title"
properties.last_saved_time = datetime.now()
info.update_document_properties(properties)
info.write_binded_presentation(file_name)
ドキュメントプロパティを変更した結果は以下の通りです。

便利なリンク
プレゼンテーションやそのセキュリティ属性に関する詳細情報を得るために、次のリンクが役立ちます:
- プレゼンテーションが暗号化されているかの確認
- プレゼンテーションが書き込み保護(読み取り専用)されているかの確認
- 読み込む前にプレゼンテーションがパスワード保護されているかの確認
- プレゼンテーションを保護するために使用されたパスワードの確認
FAQ
フォントが埋め込まれているか、どのフォントが埋め込まれているかを確認する方法は?
プレゼンテーションレベルで embedded-font 情報 を探し、実際にコンテンツで使用されているフォント の集合と比較して、レンダリングに必須のフォントを特定します。
ファイルに非表示スライドが含まれているか、またその数をすばやく確認する方法は?
スライドコレクション を反復し、各スライドの visibility フラグ をチェックします。
カスタムスライドサイズや向きが使用されているか、デフォルトと異なるかを検出できるか?
はい。現在の スライドサイズ と向きを標準プリセットと比較し、印刷やエクスポート時の挙動を予測できます。
チャートが外部データソースを参照しているかをすぐに確認する方法は?
はい。すべての チャート を走査し、データソース を確認して、内部データかリンクベースか、壊れたリンクがあるかを把握します。
レンダリングや PDF エクスポートを遅くする可能性がある「重い」スライドを評価する方法は?
各スライドについてオブジェクト数を集計し、大きな画像、透明度、影、アニメーション、マルチメディアなどをチェックして、概算の複雑度スコアを付け、パフォーマンスのボトルネックとなり得るスライドをフラグ付けします。