埋め込みOLEオブジェクトのクラス識別子を取得または設定する

可能な使用シナリオ

Aspose.Cellsは、OleObject.ClassIdentifierプロパティを提供し、埋め込まれたOLEオブジェクトのクラス識別子を取得または設定できます。OLEオブジェクトクラス識別子は実際にはGUID、すなわちグローバル固有識別子です。GUIDは常に16バイトの長さであり、クラス識別子も16バイトの長さです。それらはWindowsレジストリ内によく見られ、クライアントアプリケーション内のさまざまな埋め込まれたリソースを含むOLEオブジェクトを開くための情報を提供します。

埋め込まれたOLEオブジェクトのクラス識別子を取得または設定する

以下のスクリーンショットは、埋め込まれたPowerPoint OLEオブジェクトを含むサンプルExcelファイルから読み取られたOLEオブジェクトクラス識別子であるGUIDを示しています。

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サンプルコード

以下のサンプルコードは、サンプルExcelファイルとそのコンソール出力で実行され、OLEオブジェクトのクラス識別子であるGUIDを出力します。出力されたGUIDは、スクリーンショット内で示されているものとまったく同じです。

// For complete examples and data files, please go to https://github.com/aspose-cells/Aspose.Cells-for-.NET
// The path to the documents directory.
string dataDir = RunExamples.GetDataDir(System.Reflection.MethodBase.GetCurrentMethod().DeclaringType);
// Load your sample workbook which contains embedded PowerPoint ole object
Workbook wb = new Workbook(dataDir + "sample.xls");
// Access its first worksheet
Worksheet ws = wb.Worksheets[0];
// Access first ole object inside the worksheet
OleObject oleObj = ws.OleObjects[0];
// Convert 16-bytes array into GUID
Guid guid = new Guid(oleObj.ClassIdentifier);
// Print the GUID
Console.WriteLine(guid.ToString().ToUpper());

コンソール出力

上記のサンプルコードをサンプルExcelファイルで実行した場合のコンソール出力です。

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