データのグルーピング
Excelの報告書では、データをグループ化して読みやすくし、分析しやすくする必要があることがあります。データをグループに分割する主な目的の1つは、各レコードのグループごとに計算(集計演算)を実行することです。
Aspose.Cellsのスマートマーカーを使用すると、フィールドごとにデータをグループ化し、データセットまたはデータグループ間に要約行を配置できます。 たとえば、Customers.CustomerIDごとにデータをグループ化する場合、グループが変更されるたびに要約レコードを追加できます。
次のコードスニペットの例は、スマートマーカーを使用してExcelレポートでデータをグループ化する方法を示しています。
パラメータ
次に、データのグループ化に使用されるスマートマーカーパラメータをいくつか紹介します。 group:normal/merge/repeat
選択できる3種類のグループをサポートしています。
- 通常 - グループ化フィールドの値は、対応するレコードの列に対して繰り返されず、代わりにデータグループごとに一度だけ印刷されます。
- マージ - 通常パラメータと同じ動作ですが、各グループセットのグループ化フィールドをセルにマージします。
- 繰り返し - グループ化フィールドの値は、対応するレコードに対して繰り返されます。
複数のパラメータを持つ場合は、コンマで区切りますが、スペースは入れません:parameterA,parameterB,parameterC。
例
この例では、グルーピングパラメータのいくつかを実演しています。Microsoft AccessデータベースのNorthwind.mdbを使用し、「Order Details」という名前のテーブルからデータを抽出します。Microsoft ExcelでSmartMarker_Designer.xlsという名前の設計ファイルを作成し、ワークシートのさまざまなセルにスマートマーカーを配置します。マーカーはワークシートを埋めるように処理されます。データはグループフィールドによって配置および整理されます。
設計ファイルには2つのワークシートがあります。1番目のワークシートには、以下のスクリーンショットに示すように、グルーピングパラメータを持つスマートマーカーを配置します。3つのスマートマーカー(グルーピングパラメータを持つ)が配置されます: &=Order Details.OrderID(group:merge,skip:1), &=Order Details.Quantity(subtotal9:Order Details.OrderID)及び &=Order Details.UnitPrice(subtotal9:Order Details.OrderID)は、それぞれA5、B5、C5に配置されます。
string FilePath = @"..\..\..\Sample Files\";
string FileName = FilePath + "Grouping Data OLE DB.xlsx";
//Create a connection object, specify the provider info and set the data source.
OleDbConnection con = new OleDbConnection("provider=microsoft.jet.oledb.4.0;data source=~\\..\\..\\..\\Data\\Northwind.mdb");
//Open the connection object.
con.Open();
//Create a command object and specify the SQL query.
OleDbCommand cmd = new OleDbCommand("Select * from [Order Details]", con);
//Create a data adapter object.
OleDbDataAdapter da = new OleDbDataAdapter();
//Specify the command.
da.SelectCommand = cmd;
//Create a dataset object.
DataSet ds = new DataSet();
//Fill the dataset with the table records.
da.Fill(ds, "Order Details");
//Create a datatable with respect to dataset table.
DataTable dt = ds.Tables["Order Details"];
//Create WorkbookDesigner object.
WorkbookDesigner wd = new WorkbookDesigner();
//Open the template file (which contains smart markers).
wd.Workbook = new Workbook(FileName);
//Set the datatable as the data source.
wd.SetDataSource(dt);
//Process the smart markers to fill the data into the worksheets.
wd.Process(true);
//Save the excel file.
wd.Workbook.Save(FileName);