ピボットテーブルの問題
症状
「生成されたExcelファイルをIEの「開く」ボタンから開こうとすると、ExcelがExcelテンプレートを読み込んでExcelファイルを開こうとした際に、「ピボットテーブルソースファイルを開けません…」というエラーメッセージがポップアップされます。
しかし、“保存"ボタンを使用して生成されたExcelファイルを保存してからファイルを保存したパスから開くと、エラーなしで正常に開くことができます。
解決策
Aspose.Cellsは、ワークブックをMS Excelに開かせるときにピボットデータフォーマットを設定し、データソースに基づいてピボットテーブルレポートや他の計算タスクを作成するように強制します。したがって、MS Excelにワークブックを開いた際にピボットテーブルデータを含むファイルがある場合は、SaveType.OpenInBrowserを使用する必要があります。SaveType.OpenInExcelを使用してファイルを保存する際に、「開く」ダイアログボックスの「開く」ボタンを使用してランタイムでMS Excelに出力されたファイルを保存すると、MS Excelはワークブックデータを解析してピボットテーブルレポートを生成できません。これはファイル名の問題によるものであり、IEのルーティングが原因です。ファイル名に「[1]」のようなものを付加して「fileName」+「[1]」+ “.xls” とオリジナルの名前にするためです。いずれにせよ、ピボットテーブルを含むファイルはOpenInExcel SaveTypeオプションを使用して開くことはできず、これは0から作成した場合とソースデータのテンプレートファイルを使用してピボットテーブルレポートを作成した場合の両方に適用されます。したがって、ピボットテーブルデータを含むファイルを開く場合は、ファイル保存時にSaveType.OpenInBrowserオプションを使用すべきです。
Workbook.Save()メソッドを使用している場合は、コードを変更し、SaveType.OpenInBrowserに更新してください
または、コードを編集して、アタッチメントオプションを使用している場合は「インライン」を使用してください。