保存操作の中断

‘InterruptMonitor’クラスは、ドキュメントの保存プロセスを中断する機能を提供します(https://reference.aspose.com/pdf/net/aspose.pdf.multithreading/interruptmonitor/)。

以下のコードスニペットは、Aspose.PDF.Drawingライブラリでも機能します。

InterruptMonitorの使用

実装にはいくつかの重要なステップが含まれることを強調します:

  1. InterruptMonitorの作成: InterruptMonitorオブジェクトをインスタンス化します。このオブジェクトは、スレッド中断の信号として機能します。

  2. ThreadLocalInstanceの割り当て: 長時間実行されるAspose.PDF操作を開始する前に、現在のスレッドのInterruptMonitor.ThreadLocalInstanceInterruptMonitorインスタンスを割り当てます。これにより、モニターがスレッドにリンクされます。

  3. スレッドの実行: Aspose.PDF操作(例:Document.Save())を含むコードを別のスレッド内で実行します。

  4. 中断信号: 適切なポイント(例:タイムアウト後またはユーザーアクション後)でmonitor.Interrupt()を呼び出します。これにより、スレッドに終了を通知します。

  5. 例外処理: 中断された場合、Document.Save()メソッドはOperationCanceledExceptionをスローします。この例外をtry-catchブロックを使用して処理します。適切な例外処理はアプリケーションの安定性にとって重要です。

以下のコードスニペットは、PDF処理におけるInterruptMonitorの使用方法を示しています。