C++でプレゼンテーションのチャート計算を最適化する

チャート要素の実際の値を計算する

Aspose.Slides for C++ は、これらのプロパティを取得するためのシンプルな API を提供します。これにより、チャート要素の実際の値を計算できます。実際の値には、IActualLayout インターフェイスを実装する要素の位置 (IActualLayout::get_ActualX(), IActualLayout::get_ActualY(), IActualLayout::get_ActualWidth(), IActualLayout::get_ActualHeight()) と、実際の軸の値 (IAxis::get_ActualMaxValue(), IAxis::get_ActualMinValue(), IAxis::get_ActualMajorUnit(), IAxis::get_ActualMinorUnit(), IAxis::get_ActualMajorUnitScale(), IAxis::get_ActualMinorUnitScale()) が含まれます。

auto pres = System::MakeObject<Presentation>(u"test.pptx");
    
auto chart = System::ExplicitCast<Chart>(pres->get_Slides()->idx_get(0)->get_Shapes()->AddChart(ChartType::ClusteredColumn, 100.0f, 100.0f, 500.0f, 350.0f));
chart->ValidateChartLayout();

double x = chart->get_PlotArea()->get_ActualX();
double y = chart->get_PlotArea()->get_ActualY();
double w = chart->get_PlotArea()->get_ActualWidth();
double h = chart->get_PlotArea()->get_ActualHeight();

// プレゼンテーションを保存
pres->Save(u"Result.pptx", SaveFormat::Pptx);

親チャート要素の実際の位置を計算する

Aspose.Slides for C++ は、これらのプロパティを取得するためのシンプルな API を提供します。IActualLayout のメソッドは、親チャート要素の実際の位置に関する情報を提供します。実際の値でプロパティを埋めるために、事前に IChart::ValidateChartLayout() メソッドを呼び出す必要があります。

// 空のプレゼンテーションを作成
auto pres = System::MakeObject<Presentation>();

auto chart = System::ExplicitCast<Chart>(pres->get_Slides()->idx_get(0)->get_Shapes()->AddChart(ChartType::ClusteredColumn, 100.0f, 100.0f, 500.0f, 350.0f));
chart->ValidateChartLayout();

double x = chart->get_PlotArea()->get_ActualX();
double y = chart->get_PlotArea()->get_ActualY();
double w = chart->get_PlotArea()->get_ActualWidth();
double h = chart->get_PlotArea()->get_ActualHeight();

チャート要素を非表示にする

このトピックでは、チャートから情報を非表示にする方法を説明します。Aspose.Slides for C++ を使用すると、タイトル、縦軸、横軸 および グリッド線 をチャートから非表示にできます。以下のコード例は、これらのプロパティの使用方法を示しています。

チャートのデータ範囲を設定する

Aspose.Slides for C++ は、チャートのデータ範囲を最も簡単な方法で設定できるシンプルな API を提供します。チャートのデータ範囲を設定する手順は次のとおりです。

  • チャートを含む Presentation クラスのインスタンスを開く。
  • インデックスを使用してスライドへの参照を取得する。
  • すべてのシェイプを走査して目的のチャートを見つける。
  • チャートデータにアクセスし、範囲を設定する。
  • 変更したプレゼンテーションを PPTX ファイルとして保存する。

以下のコード例は、チャートを更新する方法を示しています。

FAQ

外部 Excel ワークブックをデータ ソースとして使用できますか?また、再計算にどのように影響しますか?

はい。チャートは外部ワークブックを参照できます。外部ソースに接続または更新すると、数式と値がそのワークブックから取得され、チャートは開く・編集する操作中に更新を反映します。API では、外部ワークブックのパスをspecify the external workbookで指定し、リンクされたデータを管理できます。

回帰分析を自分で実装せずにトレンドラインを計算・表示できますか?

はい。Trendlines(線形、指数など)は Aspose.Slides によって追加・更新され、系列データからパラメータが自動的に再計算されるため、独自の計算を実装する必要はありません。

プレゼンテーションに外部リンク付きの複数のチャートがある場合、各チャートが使用するワークブックを個別に制御できますか?

はい。各チャートはそれぞれのexternal workbookを指すことができ、またチャートごとに外部ワークブックを作成・置換して他のチャートとは独立して管理できます。