Aspose.Cellsでのスクロールバーの表示または非表示
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スクロールバーは、ファイルの内容を移動するために非常によく使用されます。通常、次の2種類のスクロールバーがあります。
- 垂直スクロールバー
- 水平スクロールバー
Microsoft Excelは、ユーザーがワークシートの内容をスクロールできるように、水平および垂直のスクロールバーを提供しています。Aspose.Cellsを使用すると、Excelファイルの両方のタイプのスクロールバーの表示/非表示を制御することができます。
Aspose.Cellsは、Excelファイルを表すWorkbookクラスを提供します。Workbookクラスは、Excelファイルの管理に幅広いプロパティとメソッドを提供します。スクロールバーの表示を制御するには、WorkbookSettingsクラスのIsVScrollBarVisibleおよびIsHScrollBarVisibleプロパティを使用します。IsVScrollBarVisibleとIsHScrollBarVisibleはブール値のプロパティであり、これらのプロパティはtrueまたはfalseの値のみを格納できます。
以下は、Excelファイル(book1.xls)を開き、両方のスクロールバーを非表示にして変更したファイルをoutput.xlsとして保存する完全なコードです。
下のスクリーンショットは、スクロールバーが含まれているBook1.xlsファイルを示しています。変更されたファイルはoutput.xlsファイルとして保存され、下にも表示されています。
Book1.xls: 修正前のExcelファイル
output.xls: 修正後のExcelファイル
C#
//Creating a file stream containing the Excel file to be opened
FileStream fstream = new FileStream("book1.xls", FileMode.Open);
//Instantiating a Workbook object
//Opening the Excel file through the file stream
Workbook workbook = new Workbook(fstream);
//Hiding the vertical scroll bar of the Excel file
workbook.Settings.IsVScrollBarVisible = false;
//Hiding the horizontal scroll bar of the Excel file
workbook.Settings.IsHScrollBarVisible = false;
//Saving the modified Excel file
workbook.Save("output.xls");
//Closing the file stream to free all resources
fstream.Close();